
こんにちは、でみすぽです。
国道171号線。通称イナイチとよばれるこの道路は
大阪市内を通らずに北摂エリアを東西に横断して京都と神戸を結ぶ重要幹線道路。
沿線には名神高速道路や東海道山陽新幹線が並走し、飲食店や自動車販売店などの商業施設や
警察署、市役所などの行政施設、倉庫などの物流の拠点、住宅街など走っていて飽きない道路です。
それゆえに交通量が非常に多い道路で、区間によっては少々のテクニックが必要とされる
トリッキーな国道で初心者泣かせで初見殺しの道路として知られています(私だけ??
イナイチを走ると誰しもがヒヤッとした経験がおありかと思います。
そんな今回は、少しでもヒヤリハットや事故の可能性を減らすために
イナイチを何十回何百回と走ってきた私が、イナイチを走る上での勘所を紹介してまいりたいと思います。
この記事を通じて少しでもスムーズかつ安全にイナイチを走ることができればと思いますので
イナイチを初めて走る方だけではなく、いつも走るよという方もぜひご一読ください!
国道171号線とは・・
国道171号線は、その数字の語呂合わせでイナイチと呼ばれています。
先述の通り京都と神戸を結ぶ重要幹線国道ですから、非常に交通量が多いです。
ですので、事故に遭遇しないためにも周囲の車や自転車、歩行者の動向には注意しなくてはなりません!
大阪府内の国道171号線
全線にわたって片側2車線の道路です。しかし区間によって道路の走りやすさが異なります。
中でも大阪府内(特に高槻~茨木IC)の区間の国道171号線は非常にテクニックを必要とします。
というのも・・・
右折レーンがない交差点が多い
のです。
イナイチ走り
右折レーンがないということは、右車線を妨げることになりますから
スムーズに走ろうと思ったら、左車線へと移動する必要があります。
ではずっと左車線を走ればいいじゃないか?と思ってしまいますが
左車線を走ろうと思うなら、ロードサイドの商業施設への駐車場への入場待ちの車が
入りきれずに右車線に渋滞を形成することがあります。
つまり・・
のです。
初心者さんは車線変更苦手な方多いと思います。
しかも171のような交通量の多い道路での車線変更は注意配分を誤ると事故につながりやすいです。
私は171沿線に生まれ育ったわけではないので、初めて運転したときはその難易度の高さに驚きました(笑)
まあ今でこそ右折レーンを設置する工事が進んではいるものの、完成は道半ば・・
高槻市~茨木IC

いきなりですが、この区間がイナイチの鬼門です。
右折レーンがないのもこの区間です。
特に休日の夕方は右折車も多いし、ロードサイドのスーパーへの買い物客で左折車も多いしで大変ですね・・・
あとバスですね。乗り降りのためにバスが停車しています。
下り(西行き)
ではまずこの区間の西行きの走り方とリスクを解説していきましょう。

先述の通り、この区間は右折レーンがない交差点が多いので基本的には左車線を走ることになります。
その中でも特に右折レーンがない区間が以下のマップの赤い楕円で囲ったところです。
高槻市の中心地のあたり
阪急のガード下からJRのガード下まで
朝日町交差点から西河原公園付近までです。
上記は右折車が多いわりに右折レーンがない交差点が多い区間としてマークしておきたいです。
阪急高槻市駅付近の区間は交通量が多いのと道路の幅が全体的に狭いのでごちゃごちゃしています。
それから紺色の〇で囲ったところは車線に気を付ける点です。
名神の茨木ICをピックアップします。
この辺りは立体交差で171号線で西側に向かう際は高架を上がる必要がありますが
高架の途中に右カーブがありあります。右カーブに沿えばいいのですが、この時に左車線を走行していると
そのまま名神高速にインしてしまうトラップがあります。
正確には左車線でも右カーブに行けばいいのですが、そのあとすぐに右車線への合流があります。
急カーブでの車線変更はリスクが高いので予め右車線に寄っておくのが賢明です。
上り(東行き)
次に上り、京都方面へと走る際の注意点を紹介します。
下りよりも上りのほうが神経を擦り減らるかなぁと個人的に思います。

上りも基本的には左車線を走ります。
・西河原交差点から芥川まで
特に右折車が多い交差点が多いです。
一時的に右車線に寄った方がいいポイントは・・
・三島丘のドン・キホーテ
・大畑町の業務スーパー
・芥川町のくら寿司
・八丁畷の業務スーパー
です。
以上のポイントは駐車場に入るための渋滞ができます。
参考までに、茨木の都市計画では西河原交差点に右折レーンを設置する計画がある模様。

この区間の要注意箇所!
茨木ICと高槻市役所付近は特に気を付けたいです。
共通しているのは、ブラインドコーナーの先の合流や交差点。
衝突のリスクが非常に多いと感じています、何とかならないのかね。。
茨木ICから東向きへの合流

上は茨木ICの衛星写真を拡大したものです。
茨木ICからの合流と茨木市内方面との分岐が一堂に会するのでクロスポイントとなります。
しかも茨木ICから出てくる車からすると非常に車の流れが見にくく非常に危険です。
急カーブの先の桃園町交差点

個人的に一番危険と思うのは、高槻市役所付近の桃園町交差点です。
JRの北側を走っていた171はいったん南へと進路を変え、阪急のガードをくぐったあたりで再度東へと進路を変えます。
画像左上、阪急のガードを過ぎたすぐのところにガソリンスタンドがあるのですが、ここのスタンドは安いのかスタンドに入るために左車線を支障することがあります。それを回避するために右車線に移ったままにすると、左カーブを曲がった先に桃園町交差点があります。これがいわゆるブラインドコーナーの先の交差点です。
しかもこの交差点は、右折レーンがないにもかかわらず右折車が多い交差点なので
流れに乗って左カーブを曲がったら、右折待ちの車に追突するなんてことが考えられます。
なのでガソリンスタンドを越えたらすぐ左車線に移るのが賢明です。
どちらにせよ、カーブでの車線変更は非常に危険で事故のリスクを伴います。
茨木IC~池田

茨木ICから西側は東側と比べると右折レーンが整備されている交差点が多く、道幅もそれなりに確保されていることから走りやすいように思います。
ただこの区間はロードサイドにお店が多く、対向車線から右折待ちをする車が割と見受けられる関係で、ほどほどに車線変更を余儀なくされます。この区間でのポイントは、ロードサイドのお店とバス停で停車しているバスです。
下り(西行き)

赤丸で示したところが右折レーンがない交差点、そして紺丸で示したところが走行の注意を表すところです。
茨木ICから下ると中河原交差点までは対向車がロードサイドのお店に入るための右折待ちが多いです。
またインターが近いため、物流倉庫や運送会社の拠点があるため、大型トラックの入出が激しいので動向には気を付けましょう。
中河原交差点は、割と急なカーブ上の交差点です。近くには阪急バスの営業所があります。
新名神の茨木千提寺インターへ向かう道路との交差で、その間に住宅地が広がることから右折車が多い交差点です。
ここは右折レーンこそあるものの、右折車が多く、右折待ちの車を右折レーンで吸収できていないことがあります。
万博公園の外周道路と彩都をつなぐ道路との交差点、清水交差点です。大阪モノレールも交差します。
この手前、すみれの湯というスーパー銭湯がありますが、この付近の交差点は右折レーンがない右折待ち車が多い交差点です。
その先は池田まで非常に走りやすい区間となります。ニトリを過ぎたあたりの171の新道、池田高架橋は特に流れもよく、させつっポイントである夫婦池交差点までは直線が続きスピードが出がちです。何のことかはわかりませんが、青空サイン会スポットです。気を付けましょう。
この区間は右折レーンも多いため、右車線を走行するのがよいかと思います。
というのも、茨木駅から171を西にむかうバス路線があり、そこそこの頻度で走っています。バスはバス停に停車するのでかわすのであれば車線変更を余儀なくされます。それから業務スーパーや箕面のドン・キホーテに入るための車で左車線を詰まらせるポイントがありますので、右車線を走りましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
イナイチは非常に便利な道路ゆえ交通量が非常に多いです。それゆえ接触事故のリスクが高い道路といえます。
イナイチに限った話ではありませんが、どのようなリスクが存在するかあらかじめ知っておけば1%でも事故のリスクを減らせることができるでしょう。この記事がぜひ皆さんの安全運転の一助となればと思い今回の記事を終了します!