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リスクアセスメントについてわかりやすく説明します

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こんにちは、でみすぽです。

リスクとは、不確実性のことをいいます。
mazdan17-traffic.hatenablog.com

様々な分野で「リスク」という言葉が使われますが
このブログのテーマである「安全」に関するリスクについて触れていきます。

人間、何をするにもリスクがつきものです。
リスクが0というのはなかなかないのではないのでしょうか?

道を歩いていても転倒してケガをするリスクがありますし
転ばないように気を付けていても、車が自分に向かって来る可能性だって0ではありません。

なので、ケガをしないためには予めそれらの可能性を評価しなければなりません。

そんなわけで今回は、それらの可能性を評価する


リスクアセスメント


について触れていきたいと思います。

リスクアセスメントとは?

リスクアセスメントについて、中災防にて以下の定義がなされています。

リスクアセスメントは、職場の潜在的な危険性又は有害性を見つけ出し、これを除去、低減するため手法です。

労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針では、 「危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置」の実施、 いわゆるリスクアセスメント等の実施が明記されていますが、2006年(平成18年)4月1日以降、 その実施が労働安全衛生法第28条の2により努力義務化されました。

中災防HP https://www.jisha.or.jp/oshms/ra/about01.html より

要約すると・・・


危険を予測して減らすか無くすかして備えましょうね


ということです。

特に、労災や人命に直結する業務においてはリスクアセスメントの重要性は高いと言えます。

リスクアセスメントの手順

リスクアセスメントの手順は以下の通りです。

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中災防HPより

お固くありますので、ここでもざっくりと紹介していきます。

手順1では、危険性や有害性の特定とあります。
簡単に言うと、「これ、危なくね?」と問題提起することです。

手順2では、危険性又は有害性ごとのリスクの見積りとあります。
簡単に言うと、「これ、下手すりゃ死ぬよな?」と想像することです。

手順3では、リスク低減のための優先度の設定・リスク低減措置内容の検討とあります。
簡単に言うと、「これ、こうすれば避けられるかな?」とすべきことを考えることです。

手順4では、リスクの低減措置の実施とあります。
簡単に言うと、手順3で考えた内容で一番いいと思われるものを実施することです。


実際の企業においては、リスク情報を収集する制度や、リスクを点数化するなど評価する仕組みがあります。
で、その評価されたリスクの低減策を上長に上申し、安全対策を講じてもらうといった形です。

実は知らずにやっているリスクアセスメント

上記のように形式ばった手順をとらずとも
実は知らず知らずのうちにリスクアセスメントを行っています。

車を運転しているときを例にとって紹介していきましょう。

運転する前

車に乗り込んで、走り出す前に一般的にはシートベルトをします。

リスクアセスメントの観点からすると、以下のようになります。

手順1の危険性や有害性の特定では
⇒事故防止のため、急ブレーキをかけることがある

手順2の危険性又は有害性ごとのリスクの見積りでは
⇒身体が前方にもっていかれてフロントガラスと衝撃し、ケガをするあるいは死亡するケースがある

手順3のリスク低減のための優先度の設定・リスク低減措置内容の検討では
⇒ケガや死亡しないためにすべきことは何か?
 考えられる選択肢:シートベルトをする?後ろ向きに座る?耐える?など様々です

手順4のリスクの低減措置の実施では
⇒考えられる対策で一番現実的なのは、シートベルトを装着すること

というわけで、シートベルトをするわけです。
ちなみにシートベルトは、法律によって着用が原則的に義務化されているので、つけないといけないようになっています。

もちろん、シートベルトよりも被害の度合いが軽減できる手段があればそちらの方がよい、ということもあり得ます。

運転中

自分の前を走る車が変な走るをしていることを想定しましょう。
みなさんは、自分の前の車がフラフラしていたらどうしますか?

そのばあい、どのようにしてリスクを低減しているか?
ここでもリスクアセスメントの観点から見ていきましょう。

手順1の危険性や有害性の特定では
⇒酒を飲んで運転しているか、オクスリをやっているか、寝ているか理由はわからないけど
 変な運転をしているので
 ・いきなりブレーキを踏まれる
 ・壁に突っ込んで部品が自分の車に飛んでくる
 など考えられます。

手順2の危険性又は有害性ごとのリスクの見積りでは
⇒自分の車にぶつかる恐れがあり、衝突すればケガや死亡してしまう可能性がある

手順3のリスク低減のための優先度の設定・リスク低減措置内容の検討では
⇒ケガや死亡しないためにすべきことは何か?
 ・信号待ちで前の車のドライバーに「ちゃんと走れバカ!」と注意啓発する
 ・変な車には近寄らない、いつでも止まれるように車間をとる
 などが考えられます。

手順4のリスクの低減措置の実施では
⇒現実的なのは、近寄らない・車間をとるとなる

というわけで、変な挙動の自動車がいたら近寄らない
とみなさんしているわけです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
リスクアセスメントは、リスクを認識・評価して、対策を考えてうつという一連の流れのことを言います。

それだけじゃなくて、しばらくたった後にその対策は本当に効果があったのだろうかと振り返ると
上手くPDCAサイクルを回すことができるので、リスクアセスメントの質が高まります。

何気ない日常の動作も、リスクアセスメントの結果であるとイメージしてみると
リスクに対する感度がたかまるかもしれませんね。